ポータブルCDプレーヤー(SONY D-EJ002) コンデンサ交換(リニューアル)
設置2009/3/3
最終更新2010/1/23

以下の内容はすべて自己責任において行っています。誰もいないことと思いますが、やる場合は自己責任で。事故や不具合、動作しなくなったなど全ての結果に関して当方は一切責任を負いませんし、メーカー保証もきかなくなると思うのでご注意ください。

私のサイトでは数多くのコンデンサー交換事例を公開していますが、このD-EJ002の項目のアクセスが多かったということでちゃんとやり直すことにしました。
現行機種の項目を見て下さる方が一番多かったということは意外だったのですが、落ち着いて考えてみると当然かもしれません。
そういうわけで、これまでのようなあまりにも酷い内容ではどうしようもないと考え、今回改めてコンデンサーの交換作業を行いました。

50V4.7uFは手許になかったので、また後日交換することにします。


純正と交換用のコンデンサは以下の表の通り。C104,204は以前の作業で交換した箇所です。

番号 純正コンデンサ 交換コンデンサ(全て新品)
C304 6.3V100uF(JAMICON) 6.3V100uF(日本ケミコン KRE)
C408 6.3V100uF(JAMICON) 10V100uF(三洋OSCON)
C104,204(HPカップリング) 6.3V220uF(JAMICON) 16V220uF(東信UTSJ)
C419,420 6.3V220uF(JAMICON) 6.3V470uF(日本ケミコン KMG)
C623 6.3V470uF(JAMICON) 6.3V560uF(三洋OSCON SEPC)
C404,409,628 16V10uF(JAMICON) 16V10uF(三洋OSCON)
C305,601,602,607 16V47uF(ニチコン) 25V47uF(日本ケミコン KZE)
C105,205,610 50V4.7uF(JAMICON) 変更なし(後日交換予定)


今回の作業を終えて、音質がさらに向上しました。ノイズも減少し、綺麗で力のある音を出すようになりました。
しかしオールド機に比べるとやはり勝負にならない程度ですので、音質向上と言うよりは音質改善といった方が良いですね。

SONYの現行機種としては唯一簡単にコンデンサ交換ができる機種ですので、お持ちの方は試してみると良いかもしれません。


D-EJ002
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以下の内容はすべて2009/4/18までのものです。是非、これより上の内容をご覧ください。


趣味でポータブルCDプレーヤー(以下PCDP)を集めています。ただ純粋に音質を求めるのであれば、もちろん据え置き型の機器でオーディオシステムを構築したほうが良いと思います。しかし、PCDPはどのプレーヤーにもそれぞれ違う味があって実においしいアイテムなんですね。 今回コンデンサを入れ換えるPCDPはこちら、SONY製D-EJ002です。私のこのD-EJ002は2005年後期製造のものです。「ディスクが回らない」という中古品を525円で購入しました。
原因はモーターの軸についているディスクを支える皿全体が沈んでしまったことによるもので、店頭にてそれを確認済みですので家に帰ってこの皿を少し持ち上げてやればなんら問題なく使用することが出来ました。

写真を見てわかるようにコンデンサがかなりきつきつに詰まっています。そのため全部交換するのは私のヘボ技術では困難なのでカップリングのみを交換します。あとは手持ちがあれば交換できる範囲で交換します。
また機会があったらさらに交換作業を進めたいと思います。

純正と交換用のコンデンサは以下の表の通りです。

純正コンデンサ 交換コンデンサ
6.3V100uF*2(JAMICON) 25V100uF(ELNA Cerafine)
6.3V220uF*4(JAMICON) 2個(カップリング)16V220uF(東信UTSJ) 他2個変更なし
6.3V470uF*1(JAMICON) 変更なし
16V10uF*3(JAMICON) 変更なし
16V47uF*4(ニチコン) 1個50V47uF(ELNA Cerafine) 他3個変更なし
50V4.7uF*3(JAMICON) 変更なし

もともとついているコンデンサを引き抜いて、そこに同容量のコンデンサを入れれば出来上がりです。容量の増量も考えましたが調整や計算などが面倒なことと動作が不安定になったら嫌だということで、今回もパスしました。


カップリング部のコンデンサは寝かしてもスペース的にキツイのでそのまま取り付けて、干渉しないように本体に穴を開けました。何も考えずに穴を開けてヤスリで広げたので見栄えが悪くなりました。



交換の結果、交換前に比べて細かい部分まで鮮明になった感じですね。さすがに以前のSL-S230程の向上はありませんでしたが、今回交換しなかったぶんのコンデンサも交換しようかなという気になりました。
しかし残りのコンデンサはスペース的に音響用を使うことが難しいので、交換してもあまり音質は向上しないかもしれません。
ただ穴を開ければ音響用も入りそうなので余地が全く無いということもなさそうです。


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