芯ホルダー FABER CASTELL
FABER CASTELLの芯ホルダー紹介

FABER CASTELL TK9400
FABER CASTELL TK9500
A.W.FABER CASTELL TK9400 (60's)
芯ホルダーの裏技
2mmホルダーに使用可能な鉛筆銘柄、硬度一覧

今なおファンの多い芯ホルダー。自分も重度のファンです。ここではFABER CASTELLの芯ホルダーについて紹介します。

FABER CASTELL TK9400

ζ概要ζ
まずはTK9400(2007現在現行)。実際の現行はGERMANYのロゴが残念ながら無くなっています。下のほうで紹介している60年代のTK9400から継承し続けている美しいシャープなフォルムが魅力的。無駄の一切無い、しかしお洒落なデザインに惹きつけられます。70年代のTK9400に一番近いデザインです。

ζお気に入りポイントζ
デザインが良いですね。シンプルなのに全く飽きが来な秀逸なデザインです。カラーも非常に格調高く、使う歓び、持つ歓びというものを存分に感じさせてくれます。
内部機構が金属なので耐久性も十分。重量バランスもそこそこ良く、そして軽量なので疲れることがありません。

ζ気に入らないポイントζ
機構が細すぎるため(個体差有。3本所有の内1本がこの例)HBの鉛筆から削りだした芯がうまいこと使えない個体があるということ。使えても引っかかったり、スムーズに出し入れできなかったり、最悪、詰まります。60年代型には無かった問題のため非常に残念。(各社FやFABER CASTELLのHBなら問題ないようです。)
キャップが異様に硬い。(所有3本全て硬い)まあ、芯の抜き差しは前から行えばすむ話です。
簡易芯研器(キャップ一体)が無くなった。60年代型にはあったのですが、なくなりました。カッターやヤスリで削れば済む話ですが、以前あったのに無くなった、ということでマイナスポイントです。

*現行製品に関して機構が太いものと細いものがあるようです。後者にこの「気に入らないポイント」に挙げられている内容が当てはまります。


FABER CASTELL TK9500

ζ概要ζ
今度はTK9500(2007現在現行)。これまた実際の現行はGERMANYのロゴが残念ながら無くなっています。このTK9500はクリップ付のショートボディモデルです。クリップは着脱可能なので邪魔なら外すことができます。軸が8角形になっており、持った感じもいいです。

ζお気に入りポイントζ
なんといってもバランス。9400よりも短く、それでいて重量はこちらのほうが重いので、持った感じが非常にいいこと。しっかりと書くことができるので堅牢な感じがします。
8角形のボディが意外にいい感じです。普通、3の倍数でないと持ちにくくなってしまう筈なのですが、細かくなるぶん良くなるんですかね?使ってみるとこれが結構ハマります。

ζ気に入らないポイントζ
キャップが×。内部機構は金属で丈夫、ボディも樹脂製だが肉厚で堅牢な造り。それなのにもかかわらずキャップの弱さといったら・・・
芯の出し入れなんかは絶対前からでないと壊れるのではないかと思うほどにヒヨワです。金属だったら良いのですが。


FABER CASTELL TK9400 (60's)

ζ概要ζ
一番のお気に入り、旧型のTK9400です。現行の3世代前だと思います。FABER CASTELLらしいこの緑色。この鮮やかな緑色を是非ともまた復活させて欲しいものです。2007年5月現在、「モダスタ」さんや「分度器ドットコム」さんで在庫が幾らか残っているようです。

ζお気に入りポイントζ
このカラー、そして浮彫り!!もう、これだけで御飯をどんぶりに150杯ぐらいはいけるんじゃないかと。それくらいに素晴らしい!!
ズッシリとした本体は非常に使いやすく、シッカリしているので書いていてとても感じがいいです。他はまあ、前記の現行TK9400と同じようなものです。
ζ気に入らないポイントζ
無し!!
自分にとってこのホルダーは至高の逸品。これさえあればもう他に何も必要ないくらいの完全無欠な芯ホルダーです。復刻版量産を強く希望!!


芯ホルダーの裏技

ζ註ζ 2.0mmホルダーの使用が前提です。会社や銘柄にもよりますが流用可能な鉛筆の硬度は基本、9HからHBです。Bより濃くなると大抵使えません。 ロットや固体により差などある可能性があります。あくまで参考ということでお願いします。もしサイズが合わなくても当方は一切関知しません。

このページの一番下に表が有りますので詳しく知りたい方は是非ご覧下さい。

ではその方法を紹介します。ただ鉛筆の木を全て削って芯だけ取り出すだけ、という簡単なものです。カッターを使うので怪我に気をつけつつ削ります。削り出せたら最後は木屑や接着剤を落として完成です。カッターを寝かせるようにして、ちょうど包丁を研ぐような感じで、滑らせればすぐです。合わせ目にカッターを入れて割るという方法もありますが、芯が折れやすいですし、傷がつくのであまりお勧めできません。

こうすればホルダー芯のラインナップに無い鉛筆の芯を使えますね。Hi-uniなんかはホルダー芯が絶版になりましたので、これは大きいです。やはりHi-uniはいいです。このように、鉛筆の芯を削りだして使えば環境にもやさしいし、経済的にも良いですね。最近は14センチくらいになったらもう削りだすという間違った方向にまで・・・そこまでやりすぎなくても、短くなって使い辛くなったら是非実践してみてほしい裏技です。

こういった木屑や接着剤の残りを綺麗に削ぎ落として下さい。中で詰まる恐れがあります。

ホルダーを使うことにより簡単にここまで使えます。気合があればもうちょっといけるかも。

ζ確認済みの、2mm用ホルダーに使用可能な鉛筆ζ
先に挙げたとおりホルダー、固体、ロット、芯によって差が出てくるのであくまで目安とお考え下さい。
更に、年代によっても異なってきます。表は基本、現在普通に購入できる年代のものです。(とても古いものだと芯径が太いものがあったりします。)

問題無く使用可←◎←○≠△→×→使用不可、-は該当硬度無しor未確認
(△までは基本、普通に使用可。○との区別は私の感覚によるもの。三菱はHB芯の芯径が全銘柄2.05mmですが、9800系は細い感じがします。)
会社 銘柄 硬度
10H 9H 8H 7H 6H 5H 4H 3H 2H H F HB B 2B 3B 4B 5B 6B 7B(EB) 8B(EE) 9B 10B M
三菱 Hi-uni - × × × × × × - - - - -
uni - × × × × × × - - - - -
uni-star - - - - - - - - - × × - - - - - - - - -
9800系 - - - - - - - - - × × - - - - - - - - -
FABER-CASTELL 9000 - - × × × × × × × - -
grip - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
LYRA ART DESIGN669 - × × × × × × × - -
ORLAW - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
STAEDTLER MARSLUMOGRAPH100 - × × × × × × - - -
NORIS - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

趣味TOP
TOP